避難者として暮らして数ヶ月、この頃、中東の人々で国を追われた難民や、そのキャンプを思い出す。人事ではなくなっている自分にハッとする」(本文より抜粋27頁)という文章があります。避難者の方々は、津波と原発崩壊で避難を余儀なくさせられます。まさか私にこんなことが起こるとはと、驚嘆し痛みを受けられます。しかし、その痛みを通して、ある人々は世界の果ての痛みを思うのです。これは人生の転換です。この大災害と大人災を転換点にしなければ、この世は滅ぶ人々の苦難はなくならないと熱く語る男性の言葉は人々を連帯させる

福島原発事故による避難者の皆さんの体験記をご紹介いたします。